住宅ローンの金利タイプ

住宅ローンの金利タイプ

住宅ローンの金利タイプには大きく分けて3種類の金利タイプがあります。
住宅ローンを選択する際に重要なポイントとなるのが、金利タイプです。
同じ金融機関での住宅ローンでも金利タイプの違いにより、総返済額が大きく変わりますので、ご自身の資金計画・ライフプランに合った金利タイプを検討することが大切です。

金利タイプは全期間固定金利型・固定金利期間選択型・変動金利型があります。

目次

全期間固定金利型

全期間固定金利型は、借入期間中の金利が固定されるタイプです。
借入時に金利が決定れて固定されるので、金利を含めた総返済額がわかりますので、安心して将来のライフプランや返済計画が立てやすいです。
変動金利型と比較すると金利は高めになります。

全期間固定金利型を選ぶポイント

□全期間固定金利型メリット
金利が固定されるので返済額が一定なので安心感がある。
将来のライフプランが立てやすい。
返済計画がシンプルで立てやすい。
借入後に市場金利が上昇しても金利が上がらない。

□全期間固定金利型デメリット
変動金利型より金利設定は高め。
借入後に市場金利が下降しても金利が下がらない。
金利を含めた総返済額が高めに設定される。

固定金利期間選択型

固定金利選択型は、各金融機関により異なりますが、2年、3年、5年、10年、15年、20年などの一定期間について金利を固定できる仕組みになっています。
一般的には金利の設定は変動金利型より高く、全期間固定金利型より低めに設定されます。
固定金利の期間が短いほど金利が低く設定されます。
一定期間の返済額が固定されるため、返済計画が立てやすいです。
固定期間が終了すると変動金利になります。
再度一定期間の固定金利を選択することも可能な商品もあります。ただし、その時点の金利の設定や手数料の有無などを確認する必要があります。

固定金利期間選択型を選ぶポイント

□固定金利期間選択型メリット
固定金利の一定期間の返済額が確定できる。
市場金利が低下すると返済額が下がる。
将来のの支出予定が決まっている方は、計画が立てやすい。

□固定金利期間選択型デメリット
固定金利の一定期間が終了すると返済額が変わるので、返済額が安定しない。
市場金利が上昇すると返済額が上がる。

変動金利型

金利変動型は、市場金利の変動により影響を受け、金利を半年ごとに定期的に見直しされる住宅ローンになります。
一般的には、「5年ルール」、「125%ルール」が設けられています。
半年ごとに金利の見直しが行われ、5年ごとに125%以内の返済額の変更が行われます。
金利は固定金利と比較すると低く設定されます。金利が上昇、下降の伴い、金利が変動し、返済額も市場金利の影響を受けて変動します。
市場金利が低金利の局面では享受できますが、金利上昇に伴い、返済額が増加するリスクもあります。

変動金利型を選ぶポイント

□変動金利型のメリット
他の金利タイプより金利が低く設定される。
市場金利が低金利の時は借入金利が低い。

□変動金利型のデメリット
市場金利が上昇すると借入金利も上昇し返済額が上がる。
返済額が金利の変動により変わるので安定しない。
ライフプランや支払計画が立てずらい。

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